ぐるぐるあたま

フリーのコピーライター。10歳女児お母さん。モヤモヤと考えがちな私のノンジャンルブログです。過去ブログはこちら→ http://toma31.at.webry.info

自分の柱がない、を解消する?

コピーライターになって、もう24年くらいなんだけど。

 

きっかけは、服飾専門学校の授業で

一番デキがよかったのがコピーの授業であり。

だいたい、服飾専門学校に入学したのも、

田舎に帰りたくなかったからであり。

 

田舎では絶対することが無理な職業を目指そうと、

その頃、何がやりたいかも分からないのに

「逃げてたら、こっちに走っちゃった」と

行き当たりばったりな感じで授業を受け、

その中でベストかな?と思う職業を選んで、24年。

しかも、先生には「コピーライターは合っていないからやめとけ」とか

言われてたんだよなぁ。

 

合っていないって烙印押されたけど、

何とか就職先が決まって。

不思議なことにコピーライターは新人の私ひとり。という

環境で働いて。

転職して。その先でも、先輩いなくて。

 

一から十まで自己流。

宣伝会議とか行った方がいいのか?と

考えたことがあったけど、

どうも「広告業界人」って感じの人が苦手に感じていることがあって

忙しいのを理由に、自己流。

 

それで24年やってきたから、もういいじゃん。って感じなんです。

 

でも、何というか…。

 

自分で「これは得意!これはしっかり勉強してきた!」という

柱になるものがないなぁ…とかも感じていて。

 

要するに、私のセールスポイント。

何だろな?よく分からないな。

 

何か欲しいなと。機会があれば得たいなと。

 

そして、コレかもしれない。と思った習い事を

46歳にして始めようと思う。

 

漢方!

 

なぜそこ?って感じやけど、昔、原因不明の手の腫れに

困っていたことがあり(医者もお手上げ)

治してくれたのが、漢方。

今、一番興味があるのが、健康だしね。

五行説とかも興味津々。

 

柱になるかどうかわからんけど、

楽しみ楽しみ。

 

 

 

キネシオロジー体験。目線が変わって世界が変わる。

前に、キネシオロジーの短時間セミナーに参加したことがありまして。

キネシオロジーって筋反射を使って、自分の体に合うもの、合わないものを

知っていく方法で

外国では医療認可しているところもあるそうなんですね。 

例えば、自然派の食生活を目指す人の間で、

「白砂糖は悪!」みたいなことを言われていても、

排除しつづけていたり、その時に体が欲していたら

「自分にとっては必要な物」というのが分かる手法。

同じ玄米を選ぶにしても、「自分にあう」「合わない」も

分かったりするんです。

 ま、短時間セミナーだったので、あまり深く語ることはできませんが。。。

 

その時に、作ったのがサンキャッチャー。

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作る前に、「自分が本当に進みたいこと」を探ってもらいました。

キネシオロジーのプロの方に。

 

その時ね

「あ!仕事も家のこともしたいって。そう身体が言ってるよ!」って

言われたんです。

 

その言葉に衝撃を受けました。

そうだそうだ!私の答えはそれだわ!!と。

 

目から鱗でございました。

 

それまでは、子どもを産んでからも、

「仕事は絶対にしなければならない」「家事は二の次」でやってきて。

 

育児しながらの会社勤めなので、

仕事も他の同僚と同じようには残業もできず。

とはいえ、家事もババババっと、とりあえず仕事の合間にできることだけ。

 

仕事も家事も中途半端な気がして、

どっちつかずの自分にずっとイライラしてきたように思います。

 

でもね!私はどっちもしたかったんです。

気がつかなかったけど(笑

 

会社を辞めたきっかけは、私が娘に聞いた質問でした。

(会社を辞めたのは、キネシオロジー講座を受ける前です)

 

小学校に入って、そろそろ育児も落ち着いてきたので

もう少し娘のためにできることってあるはず。

娘が求めてることって、何かなぁ??と

のんきに質問したんです。

なんなら、「今のままで幸せ!」みたいな答えも期待してたんです。

 

私「あのさ、お母さんにして欲しいことって、何かある?」

娘「…ん〜。。。。。会社辞めて欲しい」

私「(大ショック)………しばらく考えさせて。。。。。。」

 

娘の言葉を聞いたときは、「こんなに毎日毎日一生懸命やってきたのに!」と

認めてもらってなかったんだと、

ちょっとがっかりしたりもしました。

娘に一生懸命が伝わってなかったんだと。

 

もうアラフォーもとっくに過ぎてるし、

会社やめても再就職なんてないし、

すんごい危険な退職じゃない?

 

という気持ちと

 

これは娘と向き合う、ラストチャンスなんじゃい?

生活に困れば、今の職業にこだわらなくても

パートに出るとか。お金を稼ぐ方法はあるんじゃない?

 

という気持ち。

 

この2つの間でぐらぐら揺れました。

 

結局は後者が勝って、私は会社を退職したのです。

 

ですが!!!

退職して今、1年半目ですが、

別に家にいても娘は甘えてもこないしさ。

 

何なら、「お母さん、あっち行って。放っておいて」とか言うしさ。

 

娘にとっては「お母さん、ずっと家にいて満腹状態」かも

しれないな…とか思ったりするんですが…

 

それでも、娘と会話をする機会も増えたし。

家事をする時間も増えたし。

怒ることもグーンと減ったし。

 

あれ?あんなに不安だったのに、いいことだらけ!

 

昔は家事をしてても、

「こんなに時間がないのに。なぜ私だけがやらなきゃいけないの?」

とか、プンプンと怒りながらやってましたが。

 

今は、キッチンにいるのが大好きだし。

部屋の片付けも、自分がスッキリするからするし。

 

毎日の暮らしの中で、楽しいって思えることがググッと増えました。

 

通勤時間分の2時間が、自分で管理できる時間に変わったことも

とても大きいと思います。

でも何より変わったのは、自分の気持ちで。

 

もともと仕事も、家族も自分の手の中にあったのに

目線が変わるだけで日々の気持ちって変わるんだと、

自分でもビックリしております。

 

もう、娘がもし私を認めてくれていなくても、

旦那が家事を手伝ってくれなくても、関係な〜い。

私が楽しいから、それでいい〜!!

 

って感じです。

ま、もちろん旦那には随所随所で手伝ってもらってますが。

休日の買い出しとか、ね。

これも、以前なら「それぐらい手伝ってよ!」とプンスカ怒っていました。

今だと、ありがとうとしか思いません。

 

京極夏彦さんの小説だったかな?

「自分の脳を通して認識することが、世の中のすべて」みたいな

ことを書いてたと思うのですが(うろ覚えですが)

全く異論なしでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マイケル・ムーアから見たトランプ。

突然ですが、マイケル・ムーアが好きだ。

 

あの、社会派「進め!電波少年」という感じのずうずうしさ、

難しい問題でも、エンタテインメント的に

とても分かりやすく映像に収める

プレゼン能力に長けているところが、とても好ましいと思うのです。

 

そのマイケル・ムーアが大統領選のずっと前に、

トランプの映画を撮影するだの、

上映禁止になっただのと言うのを聞いて、

相変わらずだなぁと愉快にさえ思っていた。

 

ムーアはトランプが嫌いやねんな。

ぶった切ってやったらいいねん。と。
(すみません、私も差別的なところが、あんまり好きじゃないんです)

 

批判記事なんかも目にしたし、マイケルのトランプ嫌いは

間違いないと思う。

 

そして、アメリカ選挙戦の4〜5日前かな。

こんな動画を見た。


ムーア、トランプの勝利を予想

 

あれ?

ムーア、トランプ応援してる??

あれれ、いつの間に!?と混乱して、

検索してみると、こんな記事を見つけた。

 

www.huffingtonpost.jp

 

これは、7月にアップされた記事。

ずいぶん前に、トランプの勝利を確信してたんだなぁ。

 

映画を作るために、他の映画の時と同様、

かなり地道に取材をしていたと思うし

(そうでなくてもしてるだろうけど)

その上で、取材で感じた肌感覚と知識で導き出したのが

「トランプ勝利」なんだなと。

 

トランプとヒラリー。

レイシストと戦争好き。

 

こんな選挙、いやだわ。どっちも入れたくない。

けど、私も結局、投票に行くだろうな。

 

どっちの毒を食らうか、選ばなきゃいけないから。

 

ムーアが言ったとおり、結局、トランプの勝利に終わった今日。

 

タイムズスクエアの中継なども流れていたけど、

喜んでる人が見当たらないのが印象的だった。

 

 そして、ムーアの今日のツイート。

 

 

 終わりだけど、始まり。

 

そうだよな。

くじけないところが、やっぱりいいな。

 

人は見たいようにしか見ない。聞かない。という話。

Facebookに、絵本作家の「のぶみ」さんのコメントがあがってきて、
思い出したことがあります。

www.facebook.com


何年か前の、お正月くらいしか会わない兄との対話。
「お前がやせたのは、お母はんのお陰やな」と。

そう中学生ぐらいまでは肥満でした。
(ま、今は肥満に戻りつつありますが)
このままではいかん!と、コンプレックス満載の私が
ダイエットに励んだ高校生時代。
1年ほどで15キロ以上は減らしたと思います。

まず、食べる量を減らし、
お腹が空いたら自分でリンゴを買って、
半分を細かく切って食べごまかし(少しでも多く見せて脳をだますため)、
腕立て伏せ&背筋と腹筋、ウエストねじり体操などをし、
犬の散歩は、犬が「もうおうちに帰りたいです」というくらい
歩き倒し(2匹いたので、別々に2回)。
汗をかくのがよいと言われていたので、
体にラップを巻いて寝たり半身浴をしたり…

という、努力があっての減量なんですよ。
母のお陰だけではない。

おっさん(兄)、何言っとんねん!と、
その時はカツーンと頭にきながらも
最初は冷静冷静にと自分に言い聞かせて
誤解を解こうと話をしました。

私「父が病気やったから、確かに家の食事は脂分少なめやったけど」
兄「そやろ。それでやせたんやろ」
私「違うって。私、あの時はほとんど食べへんかったし、運動もしてたし」
兄「運動っていっても、そんなにはしてへんやろ」
私「犬の散歩とか、犬が参りましたっていうくらい、
 別々に2匹散歩して、プラス運動も結構してたよ」
兄「そんな~(お前にそんな根性あるか…的な)やっぱり、お母はんやろ」

で、私、ぷちん。
「知らんくせに、知ったようにいうな~~!!!!!
 そんな食事がちょっと変わったくらいで15キロも痩せん!」
で、エンド。

ま、「キレる」に耐性がないときなので、速攻キレました(笑

母と兄でどんな会話をしたのかは知りませんが、
母は「自分が最高!」ということをアピールしがちな人でしたし、
兄は兄で「お母はん、最高!」って人だし。

ほんましゃーないな!しょーもな!
とか、兄に対してイライラしたんですね。
※「どうしようもないですね!くだらない!」って意味です。
母に対しても、なんで勝手に自分の手柄にしてるねん!
という思いも、もちろんありました(笑

のぶみさんのコメントで、この話が蘇ったのですが
男が女が、という訳ではなく、
結構、人はものごとを「見たいようにしか見ない」のでは
ないかなと思いました。

なぜ、そういうことをするかというと「自分のために」。

自分の今の思いやこだわりを肯定するために、
「見たいようにしか見ない」傾向。

もう少し、自分ごとにあてはめてみますが、
私は、何か悲惨な事件のニュースをみると、
その出来後について抱え込んでしまう傾向があります。

古くはコンクリート詰め殺人に宮崎勤
神戸の少年A事件とかね。

自分とは関係のないところで起こった事件ですが
ニュースを見ると、皆さんの同様にかなりの衝撃を受けますし、
その思いを「自分なりの解釈」で
ちょうどいい所に、心の収まりのいいところに
収めようとするんです。

んで、何でそんな事件が起こったんだろう?
なんでその人は殺されたんだろう?とか。
マスメディアの報道そのままを資料にして、
結果もだせないまま、グルグルと考えてしまうんです。
何日も何日も。

そんな時、読んでいたエッセイ集で
こんな風な言葉に出会いました。

「どんなに残虐な出来事が起こっても、
 それは自分以外の出来事で、それを探ることはない。
 訳もわからないまま、犯人の“追体験”をすることはない」

要は、「犯人のことは、ほっとけ」ってことだと
その時の私は解釈したのです。

これは、私にとって救いのような言葉でした。

わからなくていい。残虐な犯人のことは。
ただ、犠牲となった方に悲しみの思いを寄せればいい。

こういう思考を持つことで、
残虐な犯罪が起こっても、以前より少しは
気持ちの整理が付けやすくなったと思います。

この「犯人のことはほっとけ」を覆す本との出会いがあるのですが…
それはまた後日で。